こんにちは、ともくんのゲーム作り部屋にようこそ!
このページでは、
「自作PCを作りたいけど、何を準備すればいいか分からない!」
「自作PCって初心者でも作れるの?」
というお悩みの方に向けた内容となっています。
パソコンは、家電量販店やホームページなどから購入することが出来ますが、その場合すでに様々なパーツが組み立てられていて、すぐにパソコンを使える状態になっています。
一方で、自作PCとは、パソコンに必要となるパーツやソフトを自分で買い揃えて、それらを組み立てて使うパソコンのことです。
一見、自作PCは非常に手間だし時間がかかるのに、なんでわざわざ作るんだろうと思うかもしれませんが、自作PCは非常に拡張性が高く目的に合ったパソコンを低予算で作ることが出来るというメリットがあります。
実際に、僕は自作PCをこれまで作ったことが無かったのですが、最近ゲーム作り用のパソコンとして、約7万円程度の予算で初めて自作PCを作りました。
そこで、このページでは、自作PCを作るメリットとデメリット、また自作PCを作る際に必要となってくるパーツなどについてまとめていきます。
自作PCとは?
まずは、自作PCについて、どんなパソコンのことなのか、また自作PCを作るメリットとデメリットを紹介していきます。
自分で組み立てて作るパソコンのこと
冒頭でも解説した通り、自作PCとは自分で組み立てて作るパソコンのことを言います。
パソコンには、
という大きく3つの種類があります。
すでにパソコンが完成していて、スペックやソフトウェアなどを変更することができないパソコン。
パソコンショップや家電量販店などで販売している。
受注生産で多少のカスタマイズが出来るパソコンで、メモリやストレージなどの変更が出来る。
パソコンメーカーやパソコンショップのサイトなどで販売している。
自分で組み立てたいパーツを選んで、自分で組み込んで作るパソコンで、最も自由なカスタマイズができる。
パーツはECサイトやパソコンショップで販売している。
自作PCのメリット
自作PCを作るメリットとしては、
という3つが挙げられます。
費用が安く抑えられる
一般的に、自作PCは、他の既成パソコンやBTOパソコンと比べて、同等の性能ながら費用を安く抑えることができます。
自作PCは、前述した通りで、自分で部品を組み立てる必要があり、その組み立て費用分がかからないため、費用を抑えることが出来るのです。
実際に、僕が作った自作PCは、約7万円程度で作ることができましたが、同等の性能のBTOパソコンをネットショップなどで調べてみると、10万円以上となっているため、約3万円前後の費用を浮かせることが出来ました。
そのため、パソコンの性能などにもよりますが、基本的には同等の性能であれば、自作PCが一番予算を抑えることができます。
目的に合う性能のパソコンを作れる
やりたいことに合わせた性能のパソコンを作れるのも、自作PCの強みです。
例えば、今回僕はゲーム作り用のパソコンを作りたくて、その中で特に重きを置いたのは、ゲーム作りの際の読み込みに重要となる「メモリ」と、グラフィック処理を高めるための「GPU」の2つでした。
もちろん、既成パソコンやBTOパソコンにも、高性能のパソコンはありますが、GPU性能は高いのに、メモリが低いものなども多く、なかなか目的に合ったパソコンを見つけられませんでした。
しかし、自作PCであれば自分が欲しいパーツを購入して組み込むことが出来ます。
そのため、自作PCであれば目的に合わせた性能のパソコンを作ることができます。
パソコンの拡張やカスタマイズが自由にできる
自作PCの最大のメリットとして、自由にカスタマイズできるということです。
先ほどの性能の部分にも重なってきますが、自分が必要となるパーツだけを選んだり、特定のパーツだけを変更したり、というカスタマイズが簡単に自由に出来るようになります。
例えば、パソコンを使ってテレビを見たいのであれば、自作PCにTVチューナーを内蔵させることができます。
他にも、一般的なパソコンはOSとして最初からWindowsやMacが入っていますが、自作PCであれば、無料のUbuntuというOSをインストールして使うこともできます。
また、パソコンの内部だけでなく外見などのカスタマイズも、自作PCなら自由に行うことができます。
例えば、ゲーミングパソコンなどによく見られますが、パソコンの内部をピカピカと光らせたいといった外見のカスタマイズが自由にできます。
以上の通り、自作PCは自分好みの拡張やカスタマイズを行って作ることができます。
自作PCのデメリット
自作PCにはメリットもあれば、デメリットもあります。
自作PCのデメリットとして、
などが挙げられます。
部品を1から準備しないといけない
自作PCは、まず部品やパーツを準備しないといけません。
具体的には、PCケースから中の基盤、メモリや核となるCPU、またそれを使うための電源ユニットなど、様々なパーツがパソコンには使われています。
これらのパーツは、ネットショップやパソコンショップに販売されているため、それぞれ選んで購入していく必要があります。
また、パーツ毎に相性もあるので、しっかりと問題ないかどうかをチェックしておかないと、「組み立てたのに動かない!」ということが出てきてしまいます。
組み立てるのに知識が無いといけない
パーツを準備したら、次は組み立てていくことになりますが、この組み立てにも知識を必要とします。
特に、使用するパーツは海外製品のものも多く、マニュアルを読んでも非常に分かりにくいものも多いです。
実際に、僕もマザーボードのそれぞれの位置が分からず、同様のマザーボードを海外の方が組み立てている動画を参考にして作っていました。
そのため、自分で調べたりマニュアルをしっかりと読み込む必要があります。
パソコンの保証やサポートが受けられない
BTOパソコンや既成パソコンを購入する場合は、保証書としてパソコンが動かなくなった場合に保証を受けることができます。
しかし、自作PC自体には保証が無いため、動かなくなったとしても修理やサポートなどを受けることはできません。
ただし、それぞれのパーツ毎には保証制度があることが多く、どのパーツが壊れたかを特定することができれば、保証を受けることができます。
そのため、自作PCの場合は自分でしっかりとパーツの管理を行うことが重要です。
自作PCで必要となるパーツやソフト
ここまで、自作PCのメリットとデメリットについてまとめていきました。
ここからは、自作PCを作る際に必要となってくるパーツやソフトなどについて紹介していきます。
また、実際に僕が使用しているパーツも合わせて紹介していきます。
CPU

まず、パソコンの核となってくるCPUは必ず必要なパーツです。
四角いチップのようなパーツで、パソコンにおける作業は、全てこのCPUを通して行われることになります。
CPUは、インテル製とAMD製の2つが主流になっていて、一般的に性能が高ければ高いほど、金額は上がっていきます。
パソコンパーツの中でも最も重要となってくるため、自作PCで一番予算を割く部分となってくるでしょう。
実際に僕がCPUとして使っているのは、「Ryzen5 5,600G」でグラフィック処理機能付きのCPUを使用しています。

大体、2万円前後で購入しています。
グラフィック機能を高める場合は、グラフィックボードを採用する場合が多いのですが、グラフィックボードは非常に高価で予算が大きく上がってしまうため、今回は性能は下がるもののグラフィック処理が出来るCPUを選んでいます。
性能が下がるといっても、実際にゲーム作りする上では全く問題なく、またフォートナイトなどのゲームをプレイしても、かくかくとすることが無いため、今のところはこのCPUのままいこうと考えています。
また、今後グラフィック処理性能をもう少し高めたくなったら、グラフィックボードを購入して拡張していく想定です。
マザーボード

マザーボードは、パソコンの基盤と言える部分で、先ほどのCPUやメモリ、ストレージなど、様々なパーツを取り付けて動かしている部分となっています。
そのため、マザーボードを選ぶ場合は、『繋げたいパーツを取り付けられるのかどうか』をチェックしていかなければなりません。
特に、パソコンの核となるCPUは、マザーボードのCPUソケットに取り付けることになりますが、このソケットが取り付けたいCPUに対応しているのかどうかは必ず確認するようにしましょう。
また、他にも、メモリのスロット数やUSB・LANなどの端子数、グラフィックボードなどの接続をするならPCI-Expressがあるのか、などをチェックしておきましょう。
僕が使用しているマザーボードは、「GIGABYTEのB550MK」というマザーボードです。

このマザーボードは、8,000円前後で購入しています。
CPUソケットがAM4で、取り付けたいCPUの「AMD Ryzen5 5,600G」に対応しており、PCI-Expressも付いているので、今後グラフィックボードを付けたくなったら拡張することもできます。
他にも最低限の必要なものが付いているので、今のところはこのマザーボードで良いかと思っています。
CPUクーラー

CPUクーラーとは、CPUを冷却するための装置です。
多くの処理がCPUによって行われることになるため、CPUは発熱していきます。
CPUに負荷がかかればかかるほど、温度が上がってしまい、そのままだと様々な部品の故障に繋がっていきます。
そのため、CPUの温度を下げるために、CPUクーラーが必要となります。
CPUクーラーには、
の2種類があります。
性能としては、水冷CPUクーラーの方が高く音も静かですが、値段は上がります。
僕が使用しているCPUクーラーは、CPUの購入時に付属しているCPUクーラーを使用しているため、別で購入はしていません。

なお、CPUクーラーを設置する際は、グリスを必ず塗る必要があります。
新しいCPUクーラーであればすでに塗ってあるため問題ありませんが、中古品や別のパソコンで使うなどの際は注意しておきましょう。
メモリ

メモリは、CPUで処理するためのデータを、ストレージから取り出して一時的に記録しておく役割を持っています。
このメモリの容量が高ければ高いほど、記録しておけることが増えるので、パソコンの処理速度が早くなります。
メモリを選ぶ際は、規格と容量、枚数、周波数を見ていくようにしましょう。
特に、規格はマザーボードのスペックなどに記載されていますが、現在はDDR4という規格が一般的です。
この規格がマザーボードと合っていないと使うことが出来ないので、購入前にしっかりとチェックしておきましょう。
僕が自作PCで使用しているメモリは、DDR4規格の周波数3,200MHz、容量が16GB×2枚で32GB分あります。

大体、7,000円しないくらいで購入しました。
市販のパソコンでも、メモリが32GBのパソコンは少なく、ゲーム作りしているうえでは今のところ何の問題もありません。
マザーボードのメモリスロットは全部で4枚あるので、今後メモリが影響して処理速度が落ちるのであれば、さらに2枚追加する形を考えています。
ストレージ

ストレージとは、パソコンのデータを長期的に保管しておくパーツです。
ストレージには、
の2種類があります。
大容量を保存しておくことが出来ますが、読み込み速度が遅く時間がかかってしまうことが多々ある。
読み込み速度が早く、ファイルやデータなどをすぐに開くことができるため、HDDよりも高性能。
基本的には、読み込み速度の高いSSDをストレージとして使用する方が良いでしょう。
僕の自作PCは、シリコンパワー製のSP512GBP34A60M28というSSDを使っています。

約5,000円程度でしたが、512GBも容量があり、またSSDなので非常に読み込み速度も早く、ゲーム作りでも効率的に進めることが出来ています。
電源ユニット

当然ではありますが、パソコンを動かすためには電源が必要となり、電力を各パーツに供給するための部品を電源ユニットと呼びます。
電源ユニットを選ぶ際に重要となるのが、グラフィックボードの有無です。
グラフィックボードは消費電力が高く、ある程度出力の高い電源ユニットで無いと上手く動かないことがあるからです。
参考程度ですが、
を目安に選んでいくと良いでしょう。
僕の自作PCには、グラフィックボードが無いため、低出力の電源ユニットで十分なのですが、今後グラフィックボードを搭載する可能性があるため、小型ながら600Wの電源ユニットである「Smart Pro 600W」というものを使いました。

6,000円前後で購入していますが、もう少し出力の低いものであれば、予算を抑えることが出来ると思います。
PCケース

それぞれのパーツを組み立てるためのPCケースも必要になってきます。
PCケースは好みのものでよいと思いますが、そもそもマザーボードを設置できないといけないため、大きさや規格として問題ないかどうかはチェックしておく必要があります。
また、最初は繋げていなくても、グラフィックボードのように拡張を増やしていくのであれば、最初から出来るだけ大きめのケースの方が良いです。
僕が使ったPCケースは、「Versa H18」というもので、少し大きめですが、半分透明になっていて中が見えたり、前方に3つUSB端子が付いているので、非常に便利です。

PCケースは、約4,000円程度で購入をしています。
OS
OSは、自作PCとして作る場合は、基本的にWindowsが選択肢としてなってくると思います。
Windowsは、様々なパソコンに採用されているマイクロソフトが開発したOSで、色んなソフトやアプリケーションを使用することが出来るため、操作性に不満が無ければWindowsを使用するのが無難です。
僕の自作PCにも、Windows 11 HOMEを16,000円前後で購入してインストールしています。

ただ、Windowsを単体として購入する場合の注意点として、ネットショップなどではOEM版とリテール版の2種類が売られていることがあります。
OEM版とは、購入したPCでのみ使用することが出来るもので、既成パソコンやBTOパソコンに入っているWindowsが当てはまる。
リテール版とは、いわゆるパッケージ版のようなもので、条件は特になく仕様さえ合っていれば、どのパソコンにもインストールすることができる。
自作PCでWindowsを入れる場合は、基本的にリテール版を選ぶようにしましょう。
また、Windows以外にもUbuntuという無料のOSもインストールすることができます。
Ubuntuは、対応できないソフトもありますが、Windowsと同じようにOSとして使用することが出来るため、予算を抑えたいのであれば、このUbuntuを使用するのも選択肢に入れておきましょう。
キーボード/マウス
ここまでで、自作PCで必要となるパーツは紹介できましたが、完成した後にキーボードとマウスも必要となるため、準備しておきましょう。
これらは、どちらも自分の好みのものを選べば問題ありません。
僕は、ケーブルを減らしたかったので、USBに繋いで使用する無線キーボードと無線マウスを使用しています。

両方合わせて3,000円前後で購入しました。
ただし、実際に作ってみて分かったのですが、自作PCを初めて立ち上げてOSをインストールしている時は、これらの無線キーボードと無線マウスが使えません。
そのため、安くていいので、有線タイプのキーボードとマウスは準備しておくと良いと思います。
まとめ
このページでは、自作PCにおけるメリットやデメリット、また自作PCを作る際に必要となるパーツなどをまとめていきましたが、いかがでしたでしょうか?
自作PCのメリットとして、
という3つが挙げられます。
ただし、自作PCは、ある程度知識を調べてから始めないと、組み立てても動かなかったり故障してしまったりするため、注意しておきましょう。
また、自作PCを作る際のパーツには、様々なものがあるため、それぞれの規格や性能などを目的と合わせて比較して、購入していきましょう。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!
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